お風呂のタイル目地。
タイルのすき間に、びっしり黒カビや汚れが沈着すると、もうブラシで擦るだけでは落とせません。
ここでは、バスルームの「床タイル目地(溝)」に長年こびりついた、黒カビを、誰でもできる簡単な作業でキレイにする方法を紹介します。
今回の方法をあるご家庭で実践したところ…
↓こうなりました。

あるカンタンな方法で、真っ白に近い状態までキレイに!
※タイル素材や汚れ具合によって結果が異なることもあります(一応念のため)。
ただ、上写真のタイルは約25年以上、蓄積していた頑固汚れ(黒カビその他諸々…)です。
(タイル表面は定期的に磨いて綺麗にされていました)
それでも1回の作業で、写真右側(アフター)の状態にすることが出来ました。
「カビ取りしようと思ってはいるけど、つい見なかったことにしちゃうんだよなぁ」
と億劫になり、長年の汚れが蓄積してしまっている場合でも、諦める必要はありません。
用意するもの1:カビ取り剤(カビキラージェル)
まずはタイル目地に効果テキメンなカビ取り剤を用意します。
↓今回使用したのはこちら

「ゴムパッキン用なのに硬い床タイル目地に使うの?」
と思ってしまうかもしれませんが、他社のカビ取り剤(ジェル含む)も試した結果、上記のカビキラーは特に、硬いタイル目地(すき間)にジェルをしっかり添付しやすく、汚れが落ちるのも早かったです。
※ちなみにユニットバスなどの、壁(側面)のつなぎ目のカビや、柔らかいシリコンコーキング、ゴムパッキンなどはLEC社の激落ちカビ取りジェルの方が使いやすいです。
理由はジョンソンエンドジョンソンのカビキラーより、粘着性が強いため、壁の側面に添付しても垂れ落ちることがないためです。
↓こんな場所

↓【関連記事】ユニットバス壁側面つなぎ目・シリコンコーキングなどのカビ除去

ジョンソンエンドジョンソンのカビキラージェルは、少し液体に近い性質なので、側面に添付すると固まる前に、下に垂れ落ちてしまいます。
ですので、むしろ今回のように「床」に使うと、とても効果的でした。
粘着性が弱い分、カビに対する浸透はジョンソンエンドジョンソンの方が早いですね。
用意するもの2:家事用手袋&保護メガネ+マスク
カビ取りジェルは、主成分である次亜塩素酸(じあえんそさん)が目に入ると危険ですし、肌に付着して放置すると肌荒れすることもあります。
念のため、ゴム手袋やポリエチレン使い捨て手袋&目をガードするものを用意しておいた方が安全です。
↓【関連・参考】オススメの手袋と保護メガネ


布でも不織布でもお好きな方で良いので念のため、マスクもした方が安全です。

着用しておくのがオススメです、万が一のために。
作業ステップ
では、作業ステップを説明します。
本当に簡単な作業でビックリするくらい、カビが取れます。
●ステップ1:床(タイル)を乾拭きする
カビ取りジェルはくっつくと固まってくれる性質があるので、入浴後など水滴がついたまま添付すると効果が落ちます。
↓ザッと簡単に乾いた雑巾などで乾拭きします。

●ステップ2:カビキラー(ジェル)をタイル目地(すき間)に添付する
本当に簡単なのですが、カビキラーをタイルのすき間に塗り込んでいくだけです。

この時は手袋をし忘れていましたがm(__)m)
注意点としては、バスルームの入口(ドア近く)からではなく、奥から浴室入口(ドア方向)へとジェルを添付していくことです。
入口から奥へとジェルを添付していくと、足の踏み場が無くなり、お風呂から外へ出られなくなってしまいます(筆者自身の失敗談。。)
●ステップ3:数時間 〜 半日ほど放置する
汚れの沈着度合いにもよりますが、念のため、数時間 〜 一晩ほど放置します。
ジェル添付後、放置中のバスルームには入らない方が良いです。
カビ取りジェルの匂いが充満していますので、吸い込むと身体に良くないと思います。
(換気扇を回す or 窓を空けられるなら換気をしておきましょう)
ここでは、セメント剤の硬い床タイル目地に使用しているため、ジェルを長時間つけ置きしています。
ただ、柔らかいゴムパッキンや壁(側面)タイル間のシリコンコーキングは、カビ取り剤を長時間添付しても劣化しないのか?(ヒビ割れ等に繋がるのでは?)…という心配をされる場合もあります。
筆者の実体験としては、数時間くらいハイターやカビキラー等の塩素系カビ取り剤をつけ置きしても、実際にゴムパッキンが目立って劣化したという経験はほぼありません…
(古いゴムパッキンなら、多少ゴムが硬くなったかな?という程度の変化はあります)
そもそもコーキング or ゴムパッキンの寿命が10年前後と言われていますので、カビや汚れが付着したままであれば、それはそれで腐食の原因になります(綺麗にするメリットの方が大きい)。
ただ、カビ取り後の日数経過や状況により、様々なケースは考えられます。
心配であれば、まずは30分くらいから試してみると良いでしょう。
●ステップ4:流す
あとは、シャワーなどの流水でしっかり流して終わりです。
↓最初の状態がこれでした

↓作業後

1度やってみて損はない!
1度やってみて、まだ若干、汚れが残っていたり、ジェル添付が不充分だったところがあれば、そこだけまた繰り返し作業をすれば良いだけです。
一般的なご家庭の浴室の広さ(1.5畳くらいの床)であれば、1本だけだと量が足りないので2〜3本あれば、全部のタイル目地に添付することが出来るはずです。

まぁ、1回の作業で全ての目地に添付するのが大変であれば、数回に分けてちょっとずつやっても良いですよね。
今までお風呂の床、タイル目地のカビ取りが億劫だったという場合は、ぜひお試しあれ。
「やって良かった!」と思うはずです♪
↓こちらの方法でペーストを作り床タイル目地を綺麗にするのもアリ

↓お風呂掃除全般について

↓カビキラージェルを使ってキッチンタイル目地も白くすることが出来ます。

それでは!