(ハイターなどの)液体塩素系漂白剤+片栗粉を混ぜたペーストでお風呂場のコーキング or タイル目地のカビを落とす方法
※キッチンタイル目地等にも応用可(後述)
お風呂コーキングやタイル目地の頑固なカビ…
↓こんなところやあんなところも
お風呂の至る場所に発生します…
昨今では細かい隙間のカビも効率よく漂白できるカビ取りジェルなど、それだけで充分すぎる便利道具が、ドラッグストアなどで売られいます。
それらを使えばほとんどのお風呂カビ問題は解決します。
…が、
液体塩素系漂白剤(液体ハイターやキッチンブリーチ)と片栗粉を混ぜてペーストを作る方法も、まだまだメリットが高い便利技の1つ。
カビ取りジェルとほぼ同等の効果を得られ、とにかく安上がり。
カビ取りスプレー or ジェルを切らしてしまった!
液体ハイターと片栗粉ならある
というときは、この方法でカビ漂白をするのも手です。
注意事項|安全に作業するために
この方法はメーカーが本来、推奨する使い方と異なるので、以下を守り作業してください。
- 家事用手袋をして作業する
- 安全ゴーグルなど目を守るモノを装着して作業する
- マスク着用する(不織布でも布でもどちらでもOK)
- 体調が悪いときは作業しない
└ 持病お持ちの方はお医者さんへ要相談 - お風呂コーキングや白色タイル目地以外にはペーストを使用しない
└ (上記注意事項守れば)キッチンタイル目地の漂白にも使えます。
ハイターなどの塩素系漂白剤は口に入ってしまったり吸い込んでしまうと身体に有害です。
さらに目に直接かかってしまうと最悪の場合、失明することもあるとハイターの注意書きに書かれています、目口鼻は必ず守った状態で作業しましょう。
では、以下からやり方をお伝えしていきます。
用意するもの(6つ)
上述、注意事項にも通じますが用意するモノは以下です。
- 液体塩素系漂白剤
└(キッチンハイター、キッチンブリーチなど) - 片栗粉(加工デンプン or 馬鈴薯デンプン、どちらでもOK)
- 家事用手袋(100均の使い捨てでOK)
- ヘラ
- 保護メガネ(100均などのプラスチックゴーグルでOK)
- マスク(不織布でも布でもOK)
写真は火乃国食品
あえて書いてませんが、ハイターと片栗粉を入れて混ぜるカップを1つ用意してください(ご家庭にあるものでなんでも良いです)。
筆者は使わなくなったお米の軽量カップを使いました。
ライスカップの目盛で分量調整しやすい
プラスチックカップでも陶器のコップでもどちらでも良いですが、ハイターは漂白剤ですので、色落ちさせたくないコップやお気に入りデザインのものは避けたほうが良いですね。
※もちろん漆塗りなどの漆器も使わないでください、色落ちしてしまいます。
“ヘラ”は液体漂白剤+片栗粉ペーストをカビ漂白したい場所に添付するとき便利です。
オススメは上でも紹介したコーキング補修剤などに付属しているコレ↓
もし上写真のような形状のものが無い場合も安心してください。
ポリエチ手袋をして指でなぞるようにペースト添付もできますし、コンビニでスイーツを買ったときなどにもらえる透明なプラスチックスプーンなどでもできます。
作業ステップ
作業ステップは全部で以下4つ。
- ステップ1:液体ハイターなどを片栗粉と混ぜる
└ 混ぜる割合 → 基本は片栗粉1に対しハイター1未満 - ステップ2:カビを落としたい部位に添付する
- ステップ3:1〜2時間放置
- ステップ4:シャワーの水で流す
└ 排水口が詰まりやすい場合はペーストをこそぎ取ってから流す
今回はコーキングにペーストを添付して“ペタッとくっ付く”ようにしたいので片栗粉の割合を多めにします。
タップor クリックで写真拡大 <>で写真スライド
kaoハイターはピンク色のキャップ満タンで25mlです。
このときはキャップ8分目くらい(20ml以下)の量で混ぜました。
もし、溶けたソフトクリームのように“ドロッ”と垂れ落ちてしまう場合は片栗粉を追加しながらもう一度、混ぜてみてください。
上写真5のように垂れ落ちない程度の粘度(粘り気)になるよう作ります。
↓のように横ラインのコーキングで窪みがあればペーストが留まりやすいのでハイターの分量は少し多めでもOKです(片栗粉:ハイター → 1:1くらい)
(ハイターと片栗粉の割合丁度1:1くらい)
ジャスト1:1の割合だと少しドロッとして垂れ落ちますが、ハイターの濃度が濃い方が漂白効果は高いです。
水平ラインのコーキング窪みならこれくらい”ドロッ”とさせてもOK
以下のようにヘラなどを使って添付していきます。
コーキング補修用のヘラだと簡単です。
少しくらいはみ出たり垂れ落ちても気にせず、カビを漂白したい部位を完全に覆うように添付していきましょう。
今回、上述の通り横方向のコーキングすき間は、ハイター:片栗粉の割合(1:1)でミックスしたペーストを添付しました(面倒であれば2種類作る必要はないです)。
このまま放置します。
カビが薄い場合なら、30分程度おくだけで充分綺麗になることもあります。
もうあとは水で充分に流すだけ
お湯で流すとハイターの成分がお湯の蒸気に混じりやすく、吸い込んでしまうと身体に悪いので水で流したほうが安全です。
一応、動画で↓ちゃんと綺麗になったのがわかると思います
片栗粉ペーストを剥ぎ取った場合は必ずビニール袋に入れて、口を縛ってから、燃えるごみとして出してください。
次亜塩素酸は高温で発火する or 他の成分と混ざると有害なガスが発生する場合があります。
ペーストを入れたビニール袋はゴミの日に出すまでコンロや暖房器具の近くなど高温になる場所へ置かないようにしましょう。
【おそうじ後の結果】ハイター+片栗粉ペーストカビ取り後
以下のようにコーキングのカビを綺麗にすることができました。
横方向のコーキングすき間は、ほぼ綺麗に仕上がりました。
しかし縦方向のコーキング部は、少し黒いカビが残ってしまいました、
ペースト添付中に空気が入ってしまったか?
凹凸のキズも少しあり細部までペーストが入りきっていなかったようです。
こういう場合、完璧に綺麗にしたければもう一度同じ作業をしても良いです。
ペーストは作ってしまえばすぐに固まるということはないので、少し多めに作っておいても大丈夫。
ただ、ハイター+片栗粉ペーストを冷蔵庫で食品と一緒に保管などは絶対にNG。
繰り返しますが塩素系漂白剤は絶対に身体に入れてはいけません。
…が、この日はカビ取りジェルもあったのでそれで済ませました。
残った黒い部分だけ↓ピンポイントでジェル添付
↓綺麗サッパリ仕上がりました
結局、カビ取りジェルかい!
と突っ込まれそうですが、片栗粉ペーストをしてみて、ちょっとカビが残ってしまった部分にだけジェルを使うというのも経済的かつ時短にもなって良いかと思います。
まとめ
以下、注意点・必要なモノ・作業ステップまとめです。
- 家事用手袋をする
- 安全ゴーグルなど目を守るモノを装着して作業する
- マスク着用する(不織布でも布でもどちらでもOK)
- 体調が悪いときは作業しない
└ 持病お持ちの方はお医者さんへ要相談 - お風呂コーキングや白色タイル目地以外にはペーストを使用しない
└ (上記注意事項守れば)キッチンタイル目地の漂白にも使えます。
- 液体塩素系漂白剤
└(キッチンハイター、キッチンブリーチなど) - 片栗粉(加工デンプン or 馬鈴薯デンプン、どちらでもOK)
- 家事用手袋(100均の使い捨てでOK)
- ヘラ
- 保護メガネ(100均などのプラスチックゴーグルでOK)
- マスク(不織布でも布でもOK)
写真は火乃国食品
ライスカップなど計量しやすい容器もあると便利
- ステップ1:液体ハイターなどを片栗粉と混ぜる
└ 混ぜる割合 → 基本は片栗粉1に対しハイター1未満 - ステップ2:カビを落としたい部位に添付する
- ステップ3:1〜2時間放置
- ステップ4:シャワーの水で流す
└ 排水口が詰まりやすい場合はペーストをこそぎ取ってから流す
お風呂のカビ漂白も色んなやり方を知っておけば、お家のキッチンにあるものでササッとできてしまいますので覚えておいて損はないですよ。
キッチンタイルの目地を白くするのに使ってもOK
この塩素系液体漂白剤+片栗粉ペーストは、お風呂だけでなくキッチンタイル目地の漂白にも使えます。
以下の注意点を守ってもらえればやり方は同じです。
次亜塩素酸塩は、高温で発火しやすくなるという報告があります。
次亜塩素酸塩は非常に強い酸化剤である。有機化合物との反応は非常に発熱的で、発火することがあるため、次亜塩素酸塩は注意して取り扱う必要がある。
Wikipedia – 次亜塩素酸塩
後述する作業を終えるまで(添付したペーストを完全に拭き取るまで)高温になる状況を作らないようにしておきましょう。
(コンロ点火しての調理をしない、お湯を沸かさない、直射日光は当たらないようにする…など)
その他の注意点・必要なモノ・作業ステップは上述のやり方と全く同じです。
お風呂場とは違い、最後に片栗粉ペーストをシャワーで流せないので、ポリエチ手袋などをしてキッチンペーパーなどでこそぎ落としてから水拭き → 乾拭きで仕上げます。
以下、写真1〜12で作業の流れをご覧ください
( ← スワイプ → してください)
ビフォーアフター↓
他にもキッチンペーパー+ラップ+カビ取りジェルを使ってタイル目地を綺麗にする方法も、当サイトで紹介しています(どちらでもほぼ同様の効果を得られます)。
ご自身の「こっちの方がやりやすい」という方法でお掃除してみてくださいね。
それでは!