– 概要 –
- 約20年前のこたつ(メーカーは山善)のヒーター代替品を探す方法
└ 適合する代替品がない場合は取替え不可 - 古いヒーターから新しいヒーターへ取り替える手順
ヒーター外面のお掃除はこちら↓

筆者が自宅で使用しているこたつヒーターが完全に壊れてしまい、代替品の取替ヒーターへ交換することにしました。
以下↓の症状が一気に出たため、完全に壊れたと判断。
- (電源を入れると)ヒーターから大きな異音
- (電源を入れると)ヒーターから焦げ臭い匂いがする
- (電源を入れて時間経過しても)ほぼ温まらない
↓ヒーターをよく見ると既に石英管が黒く焦げ付いていました。
(写真押して拡大)


さすがにこの状態は下手すると発火してしまう可能性もあると思い、即使用中止。
こたつ本体(足部分や天板)は破損 or 変形、酷い汚れも無いので新品へ買い替えはせずヒーターユニット交換で済ませることに。
└ 調べてみると、適合する現行代替品があるのでそちらを購入 → 取り替えを決定
※上述の通り約20年前の機種なので、全く同じヒーターユニットはもう生産されていません。
では以下から適合代替品の選定方法+取り替え手順になります。
こたつ取替用ヒーターユニット型番確認
まずは必ず現在使用中のこたつ型番を確認します。
このとき、
こたつ本体だけでなく実際に交換するヒーターユニットの型番も確認必須です。
ステップ1:こたつ本体型番+ヒーターユニット型番確認
(こたつにより記載場所が異なる場合ありますが)天板を取ると本体に品名及び形名記載のシールが貼ってあります。
↓こたつ天板(+布団)を除けると詳細記載シールが貼ってある

- こたつ本体型番:DF-H752(B)
- ヒーターユニット型番:MSF-500E
※筆者自宅のこたつの場合です。
これをメモしておくかスマホで撮影しておけば良いです。
念の為、ヒーターユニットそのものに印字されている型番もチェック

確かにMSF-500Eと記載アリ
ステップ2:適合する取替ヒーターをwebサイトで確認
Google検索で「山善 こたつ取替え用ヒーター」などと検索すると山善のヒーターユニット自体は「メトロ電気工業」という会社が製造していることがわかります。
└ こたつのタイプによっては異なるケースもあるかもしれません
※山善はあくまで販売会社、メトロ電気工業が製造
下記メトロ電気工業のサイトから(壊れたほうの)旧ヒーターに対して、適合する新しい取替ヒーターを確認することができます。
うちのこたつに適合するヒーター型番はMSU-601Eになるようです。
該当のwebページ(2025年2月時点の画面)

https://www.kotatsu.metro-co.com/general_product_cat/replacement-heater/
古いこたつ+ヒーターのサイズも念のためメジャーで測り、間違いなく取付できることを確認します。
ステップ3:取替ヒーターを購入する
ホームセンターなどに店頭販売しているケースもありますが今回はネットから購入しました。
ステップ2で確認したwebページの下部にAmazon、Yahooショッピング、楽天のいずれかの購入ページへ飛べるボタンがあります。
webページ下部に↓表示があります。

https://www.kotatsu.metro-co.com/general_product_cat/replacement-heater/
型番がMSUと類似するMHUもあったりするのでしっかり確認し間違えないよう選択します。
今回はもちろんMSU-601E(DKB)を選択

注文してから数日後、しっかり梱包されて取替ヒーターが届きました。
待望のおNEWのヒーター


いよいよ、古いヒーターを外して、届いた新品ヒーターへ交換していきます。
こたつヒーター交換作業
交換作業に関しては購入した取替ヒーター付属の説明書の通りに行うのが原則です。
筆者自身も説明書の通りに作業して問題なく取り付けられました。
写真や途中でやっておくと良いと気づいたポイントなど交えて手順を記します。
ステップ1:電源プラグ(コントローラー)のコンセントを抜く
まずはこたつの電子コントローラーのコンセントを抜いておきます、必須です。
必ず「切」(スイッチオフ)の状態にしてからコンセントを抜きます。
※説明や写真は省きます。
ステップ2:従来のヒーター本体から電源プラグ(コントローラー)を抜く
次に、コンセントを抜いたコードの根元、接続プラグをヒーターユニットから引き抜きます。
このとき必ず、コード部を引っ張らずヒーターに挿さっているプラグ部を掴んで抜きます。
ヒーターユニット本体側のプラグ受けに変な角度で強い力が加わるとヒーターとテーブルを固定するネジ取付枠がズレたり変形してしまう可能性もゼロではないからです。
ここ↓を掴んで慎重にプラグを外す

ステップ3:ヒーターユニットを固定しているネジ(ビス)をドライバーで外す
プラグを抜いた後は平らな場所にこたつを逆さまに置き、従来のヒーターユニットを外します。
まずは平らな場所に置く↓

同様に、こたつ布団も作業中は除けます。
で、ヒーターユニットを固定しているネジを外していきます。
画像スワイプ→で次写真へ
このとき筆者が使ったドライバーのサイズは+2 ×100mmというものを使ってスムーズにネジを取り外すことが出来ました。
↓これでやりました
(コーナンオリジナルのPCドライバー)


よくある大きめのプラスドライバーです。
とにかくネジ穴をなめてしまわないように(穴を潰してしまわないように)ドライバーを挿して回すとき穴に対して斜めにしたり無理して力を入れ過ぎないよう注意します。
ステップ4:新しいヒーターユニットを取り付ける
古いヒーターユニットを外したらあとはもうラクチンです。
新しいヒーターユニット付属のネジは手回しだけで取付出来る化粧ビスになっていました。
└ ドライバー不要
コレ↓

ちなみに取替ヒーターのパッケージ全梱包物は以下4点

で、取付枠のネジ穴と新しいヒーターユニットのネジ穴の位置を揃えてビスを締めていきますが…
その前に一度!せっかく従来のヒーターを外したので
こたつ裏側を簡単に掃除
+ ネジ取付枠に緩みがないか確認しておくと良いです。
裏側にも埃やチリなど付いていることが多いので掃除する

さらに、ヒーターユニットを固定するネジ枠も緩みがないかチェック


後はネジ枠の穴と取替ヒーター本体の4箇所のネジ穴を合わせ化粧ビスを締めていきます。
あとは穴にビスを回して固定していくだけ↓

ポイントは1つのビスだけを完全にキツく締めてから次のビスを取り付けるのではなく…
4つの穴に対してビスをそれぞれ(大体で良いので)均等に回しながら締めていくことです。
こうすると4つのネジ穴に対しビスの締め付け具合に偏りやムラが出ず綺麗に取付ることができます。
ちなみにこのMSU601のヒーターユニットは取り付ける穴が前後に2つずつ(計8ヶ所)空いています。

適合する複数の山善のこたつに対応させるためと思われます。
説明書では、元の古いヒーターと同じ穴の位置に合わせて取り付けると書いてあります。
ただ、左右どちらの穴に合わせて取り付けてもおそらく問題はないでしょう。
└ ヒーターの位置がこたつのど真ん中(中央)の配置になるか、少し前後するかの違いだけ
ステップ5:接続プラグを取り付ける
前項ステップ4まで出来たらもう終わったようなものです。
最後におNEWの電子コントローラーをしっかりヒーターユニットのプラグ受けに挿して、反対側のプラグもコンセントに挿します。
NEWバージョンのコレですよ

接続プラグをしっかり挿し込みます。

あとは布団と天板を敷いて、コントローラーをスイッチオン!にすればポカポカ暖かいこたつの復活です。
新しい電子コントローラーは外観も、電源ランプも刷新されています。
(左)旧バージョン(右)新バージョン


コントローラーの色が白黒反転で視認しやすく、足で踏んづけたりつまずいてしまう恐れが軽減されたと言えます。
より大きく目立つようになった電源ランプも、外出時の消し忘れを防ぐ配慮が伺えます。
あと、こたつに足を入れた時、コードが邪魔にならないようテーブル足のフックに金具を引っ掛けるのも忘れずにしておくと良いですね。
コレやっとくのがベター

新しいヒーターに替えた後は嫌な異音も皆無になりましたし、石英管ヒーターのおかげで足元が芯まで、そして優しく温まるようになって快適です。
少し手間はかかるかもしれませんがやってみれば簡単なので、上述した、
- (電源を入れると)ヒーターから大きな異音
- (電源を入れると)ヒーターから焦げ臭い匂いがする
- (電源を入れて時間経過しても)ほぼ温まらない
この3点に少しでも当てはまり、こたつごと買い替える必要もなさそうな場合、さっさとヒーターユニット交換してしまうのは個人的にかなりオススメですね。
それでは!
