- エアコン洗浄のプロ(ハウスクリーニング会社)に依頼するメリット
└デメリット・注意点も補足 - 決して大袈裟ではない、自分でエアコン洗浄するリスク&デメリット
エアコン掃除を自分でやる場合、すぐ取り外せるフィルターなどを自分で綺麗にするのはカンタンです。
↓こういうのですね。
フィルターは工具を使わずフロントパネルから取り出しできる機種がほとんど(掃除も簡単)
掃除機付属のブラシノズルで埃を吸い込んでもよし。
(水洗い可のものは)水洗いするのも良しです。
└しっかり乾かしてから再度取り付け
毎日使う時期だと2週間に1度くらい、フィルターの埃・汚れを取っておくと快適に使えます。
しかし以下↓パーツを自力で掃除するとなれば、中々の労力を使います。
素人がお掃除困難なパーツ (もしくは負担大) | お掃除方法(概要) 全て何らかのパーツ取り外し or 分解が必要 |
---|---|
吹き出し口から送風する回転ファン (シロッコファン、またはドレンパン) | アルカリ電解水添付 └20〜30分待ってからブラシで磨く └送風運転で乾燥させる (又は分解洗浄 or エアコン持ち帰り分解洗浄) |
フロントパネル内側のアルミフィン(熱交換機) | 高圧洗浄機を使った高圧洗浄 (又は分解洗浄 or エアコン持ち帰り分解洗浄) |
本体フロントパネル裏側や角、細かい隙間 ルーバー(送風方向・角度調節の羽) | お風呂場などで丸洗い(本体から取り外して) └ルーバーは取り外しが面倒なタイプもある |
送風口から直接目視できるシロッコファンの洗浄でさえ、上記の内容以外に養生も必要ですし、汚水を受けるビニール or ゴミ袋もセッティングする必要が出てきます。
うわ、大掛かりだね
中々大変だし、もし汚水受けのテープが剥がれて、そのままジャバーっと床にぶちまけでもしたら…
いやだ…想像したくない
こういったリスクや労力もあるので、エアコンクリーニングはやはりプロにお願いするのが一番。
正直、筆者も自宅エアコン洗浄となると負担+リスクが大きいと感じており、1〜2年に1回のエアコンクリーニングは業者さんにオーダーしています。
プロにオーダーするデメリット3つ(費用・立ち会い・業者の選別)
- (単純に)費用がかかる
└壁掛けエアコン1台(お掃除機能なし)なら相場は1万円〜1万5千円程度
ex)ダスキン、おそうじ本舗など
自分で個別に業者さんを探すマッチングプラットフォームだと1万円以下〜のところもある
ex)ユアマイスターなど(平均9千円前後) - 立ち会いしなければならない(1〜2時間)
└機種、台数による(本体取外し持ち帰りクリーニングなら不要) → クリピカなど - 業者さんによって技術に差がある可能性
└大手ハウスクリーニング会社をはじめ、ある程度知名度がある会社ならあまり心配はない
└オーダー時にしっかり自宅エアコンの詳細を伝えておくとリスクは減る
上記内容をあらかじめアタマに入れておき、複数あるエアコンクリーニング会社の料金・技術など比較選別して依頼することができれば、後で後悔する確率も低くなります。
筆者自身、今まで何度もエアコンクリーニングを依頼した経験がありますが、特に不満に感じたことはありません。
エアコンを自分でクリーニングする場合のデメリット
自分でササッとエアコン洗浄するのはやっぱり難しそうだねぇ
まぁ市販のスプレー使って自分でやっても良いんだけど…
時間・労力をかけて掃除する割に、またすぐ風が臭くなるし(繰り返しになりますが)プロにやってもらう方が完全にコスパが良いのだ。
なんでそう言い切れるの?
エアコン内部を徹底洗浄できるどデカい高圧洗浄機とか、自前で持たないでしょ普通
あぁそうか、エアコンクリーニングのCMでプシューって水吹きかけてるのやってるね!確かにアレを自前で持ちたくはない汗
結局、エアコン洗浄スプレーやアルカリ電解水などで安価に済ませてもプロにオーダーした方が、お金以外の総合的なメリットが大きいです。
高圧洗浄した場合と、洗浄スプレーのみ(高圧洗浄なし)のエアコン掃除の違い
(スプレーや水洗いのみ)
中途半端にエアコン内部を掃除すると、あとから余計カビ臭くなってしまう場合もあるんだなコレが、、
※しかも、もし自分で作業して失敗し、エアコン故障につながれば、その後の修理費がかさみエアコンが使えない期間も発生。
そして結局、業者さんにクリーニングをお願いする…なんてハメにもなります。
うえ〜、そうなったら最悪だわ。。
さらに昨今では、自分でエアコン清掃をして、洗浄剤のすすぎが充分に出来ておらず、発火する事例も出てきています(火災で死者も出てしまった)。
怖すぎる…絶対自分ではやらないと誓うわ。。汗
シャレにならないよ
せっかく頑張って掃除したのに人生棒に振るような事態が起きたら元も子もない…安全第一!
プロにエアコンクリーニングしてもらうメリット
エアコンクリーニングのプロに依頼して最も恩恵を受けられるメリットは、(上述の)自分で作業した場合のデメリット&大きすぎるリスクが解消される点です。
他にも色々とメリットがあります。
メリット1:出てくる風が臭わない
(前項と少し重なりますが)中途半端にエアコン洗浄をして、汚れや水分が少しでも残ると、カビの養分となる場合があります。
結果、程なくして送風口から風に乗って埃やカビが一緒に排出。
└エアコン内部に埃が残っていれば、埃にカビの胞子が付着して排出されてしまう
特に室外機が作動するまでの数秒間は、カビ臭い空気が出てくることが多いよ。
あるある、あの空気、吸いたくなーい!
除湿運転(ドライ)のとき、室外機動くまでちょっと時間かかることあるわ
業者さんはフィルターはもちろん、内部アルミフィンやドレンパンまで徹底洗浄。
せっかくクリーニングをするのなら、綺麗な状態が長持ちして欲しいですよね。
メリット2:喉や気管にダメージを与えない
容易に想像できると思いますが、エアコン内部のカビが送風口から出てくると、鼻や口でその空気を吸ってしまうことになります。
空気中に放出されたカビ胞子を吸い込んでも、良いことは何1つありません。
喉が痛くなったり、咳が出たり…
酷い時には喘息気味になったり、肺の調子が悪くなることも有り得るよ。
やば!
なので、いつでもカビの無い、クリーンな空気がエアコンから放出される状態にしておかないと、身体に害が及ぶ可能性もあります。
(繰り返しますが)大抵のエアコンクリーニング専門業者さんは、専用の高圧洗浄機を使用するのが当たり前になっているよ。
やっぱりアレでぶシューっとやってくれるの見ると、隅々まで綺麗になってる感じするね♪
メリット3:エアコンの性能が充分に発揮される
エアコンフィルターや、熱交換機に埃やチリが詰まっていると、同じ風量設定でもエアコン内部の空気循環をゴミで塞いでしまっているので、冷暖房効率も当然悪くなります。
しっかりクリーニングされたエアコンなら、新品を使っているのとほぼ同じ送風効率&心地良さになります。
筆者自宅にある古いエアコンも、定期的にクリーニングしてもらっているおかげで今も故障せず、問題なく快適に使えております。
コレ↓筆者自宅エアコン(カバーが黄ばんでおり少しハズいですが)
時代を感じる古くささだよね!笑
長年頑張ってくれている霧ヶ峰さまさまなんだぞ汗
プラスチックの黄ばみは経年変化で色自体が変色してるから仕方ないのだ
良い味出してる色だわw
製造から10年以上経過している古いエアコンなど、クリーニング自体をお断りされる、もしくは条件付きで受付という可能性もあります(会社による)。
→ その理由・詳細など(後述)
メリット4:故障する確率も低くなる
埃やカビの繁殖を放置していると、それが原因で故障しやすくもなります。
定期的にクリーニングすることで故障の原因も取り除くことができ、より長く正常に使えます。
メリット5:ムダな電気代がかからない
前項までの話と全て繋がってきますが、エアコンの冷暖房効率は、電気代にも反映します。
汚れが溜まって吸込み口やフィルターが塞がっている状態では、ホコリの目詰まりで風量が落ちます。
結果、温度調節に余計に電気を食ってしまいます。
クリーニング代をかけるならプラマイで結局変わらないじゃないか!
と突っ込まれそうですが、まぁ快適にエアコンを使うのと、汚れたままデメリットを全て被りつつ使うか?
どちらが良いかはもう、明白ではないでしょうか。
まぁ本音は汚れたままで使いたくはないでしょう
例えば、フィルターが埃で目詰まりしているだけでも、冷房時で約4%、暖房時で約6%多く電力を消費します。
フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がり、無駄な電気を使います。
引用:みんなで節電アクション ウェブサイト(エアコンで節電!)
冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/office/saving01.html
加えて、ドレンパンに埃が付着していれば送風力も落ち、アルミフィンの無数の隙間に埃がビッシリ目詰まりしていれば、4〜6%以上の無駄な電気を消費する可能性があるということです。
プロに頼む場合にあらかじめ留意しておくべき点
エアコン掃除のプロにオーダーすると言っても、予約だけしてあとは立ち会いだけ…
という訳にはいかない場合もあり、留意点も認識しておくと良いです。
古いエアコンの場合、プラスチック部品(パーツ)故障の可能性もある
製造から10年以上経過している古いエアコンなど、ハウスクリーニング会社・エアコン清掃員によってはクリーニングをお断りされる可能性もあります。
オーダーの際に必ず「何年前のエアコンなのか?」「メーカーや型番」を聞かれ、その時点でクリーニング可否の判断をされるはずです。
※ネットからのオーダーも、ほとんどの場合、エアコンタイプを事前に伝える必要がある
エアコンのほとんどが、フロントパネルやカバーを取り外すのにドライバーでネジを何本か外す必要が出てきます。
ほとんどの業者さんは電動ドライバーでネジを外します。
慎重に作業をしても、やはりネジ穴やその周辺など、経年劣化していれば「パキッ」と割れたり、ヒビが入る可能性もあります(素人がやるより遥かに低い確率ですが)。
なるほど、古い部品は調達できないこともあるんだね
そうだね
我が家の場合は、
「細心の注意を払って作業するけど万が一の時は保証は難しい」
と言われるよ。
それを承知で頼んでると
エアコンをもし壊された場合どうなるか?
自宅エアコンはそもそも何年前に製造された型番か?
そういったことを予約前から、webサイトを見たり問い合わせ等で確認
→ 予約時も自宅エアコンの状態をしっかり伝えておくことが肝要です。
(ハウスクリーニング会社も事前確認をしてきます)
逆に「どんな古いエアコンでも全部大丈夫です」なんていう個人業者さんなどは検討候補から外した方が良いかもしれません。
集合住宅にお住まいの場合
集合住宅にお住まいの場合も、エアコンクリーニング予約する時と、実際の作業日まで意識しておいた方が良い留意点があります。
集合住宅にお住まいの場合は以下をチェックしてみて下さい!
集合住宅にお住まいの場合・チェック項目
(文字をタップ or クリックでリストが開きます)
- 1:(予約する前に)大家さん or 管理会社へ連絡して確認
└賃貸管理者で決めている業者さんを頼んでくれることもありますし、自分でハウスクリーニング会社を決め自分で予約する場合があります(賃貸の契約内容による)。 - 2:(自分でオーダーする場合)作業日時が決まったら再度、大家さん or 管理会社へ連絡
└「作業決定日時の連絡は要らない」と言われていたら不要 - 3:お隣&上下階入居者さんに、作業当日、業者が入るという手紙をドアポストへ入れておく
└自分の部屋号室・日付・日時など書いておく→ 高圧洗浄機の音、結構デカイです!
高圧洗浄機を使った作業時間そのものは1台につき10分程度 - 4:バスルームを出来る範囲で良いのでキレイにしておく
└エアコンカバーやフィルターなどのパーツをお風呂場で洗ってくれる
エアコンが私物でない場合、もしクリーニング起因でエアコン不具合が出たり、故障してしまった場合は?
なども事前に家主さん(or 管理会社)へ、念のため聞いておこう!
→ ハウスクリーニング会社は損害賠償保障制度への加入が必須
基本的に製造から10年未満までの機種なら保証対象
(それより古いエアコンは対象外になることがある)。
まとめ
最後にメリットとデメリットをまとめます。
プロにやってもらうメリットは本当に大きいし、自分でやるのがいかに大変か!だよね。
そうだね、余程好きで自分でやらなきゃ気がすまないってタイプの人以外は、費用はかかるけど値段に見合ったメリットがあるよ!
今すぐ知っておきたい”エアコンクリーニング(大手4社)”|レビュー&詳細
以下4つ全て、実際に利用したことがあるエアコンクリーニング業者さんです!
あくまで筆者自身の経験になりますが、以下の4業者さん全て、特にトラブルもなくキッチリエアコン清掃してもらえました。
それぞれ強みや特徴など、若干違いますので是非ご参考に!
おそうじ本舗エアコンクリーニング(レビュー)
おそうじ革命エアコンクリーニング(レビュー)
ベアーズエアコンクリーニング(レビュー)
ダスキンエアコンクリーニング(レビュー・エアコンクリーニングのメリット)
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは!