扉を開けて入った瞬間「綺麗!」と思われるか?
「うわ汚い!掃除してないの?」と思われてしまうか?
1秒で明暗が分かれる場所がトイレ。
汚れれば悪臭も放つトイレは、出来るだけいつも綺麗にしておきたいものです。
かといって頻繁にトイレ全体を掃除するのは大変。
どうすれば楽に、簡単に、トイレ掃除を終わらせることが出来るのか?
実は、トイレ掃除が億劫になる意外な原因を知って対策すれば誰でも
トイレを綺麗に保つことはいたって簡単
という状態になります。
この記事を読めば
- トイレを常に清潔にしておくことができる
- トイレ掃除を大幅に時短できる
- いつでも気兼ねなく人を招くことが出来る
└「しまったトイレが汚れていてピンチ!」という状態を避けられる
など、トイレにまつわる悩みを最小限に減らすことができます。

面倒くさくて掃除嫌いなんだよな…
というタイプの人であれば余計に、掃除もラクになりますよ。
原因はトイレ用具+掃除道具|お掃除アイテムが多すぎる!


掃除が好きな人、綺麗好きな人にこそ陥りがちなケースになりますが、実はトイレ掃除が億劫になるのは
トイレ室内(レストルーム)にトイレ掃除道具を置いている
この状態そのものが原因です。



トイレを綺麗に保ちたいからお掃除道具があった方がいいんじゃないの?
と考えるのが普通ですが、実はそれが盲点。
物を動かしてどかして戻す行為はとても面倒
物をどかすという動作を1度やると、同時に元の位置に戻すという動作も必要になります。
ハッキリ言えば面倒くさいのです。
もちろん本当に必要なものは、トイレ室内に置いておけば良いですが
トイレ内に必ず置いておかなくても良いけど、つい置きがちなもの
と視点を変えてみると、別にトイレに置かなくてもよい物もあるなと気付きます。
トイレ(レストルーム)に置きがちな物
- 柄付きトイレブラシ
- トイレウエットシート
- 掃除道具や予備のトイレットペーパーを置くカゴ&ラック
- 芳香剤(トイレタンクの上などに置いている)
└ ほぼ好みの問題ですが必ず置く必要は無いです
他にも色々とモノを置いている場合もあるかもしれません。
とにかくモノをトイレの床に置いたり、トイレタンクの上に置いていると、それを“いちいち”どかして掃除してから戻す作業が生まれてしまいます。
加えてもう一つ、さらに面倒な手間が生まれます。
お掃除道具が汚れる → お掃除道具をお掃除しなければならなくなる


それです。。
トイレは、
- トイレ空間自体が狭い
- トイレットペーパーを使う → トイレットペーパーから飛散する微細な埃・チリが溜まる
- 手拭きタオルを使えばタオルの繊維も下に落っこちる
- 洋服の繊維や髪の毛などもトイレの床に落ちて溜まる
- 小便器も大便器も、使えば汚れが飛び散る
こんな状態にあります。
結果、掃除が億劫になりトイレにモノが多ければ
お掃除道具そのものに埃・汚れがこびりつき、またさらに埃をかぶる → さらに掃除が億劫になる
という悪循環が生まれます。
トイレそのものを掃除をする前に、トイレ掃除道具そのものを別の掃除道具を使って掃除する手間が生じ、とてつもなく掃除が面倒な状況になるのです。
もう何のための道具か分からなくなります。
で、もうお分かりかと思いますが解決するのは本当に簡単!
トイレ用品や掃除用具をトイレに置かない!


もう単純明快に、一度思い切ってトイレ室内から掃除道具や芳香剤などを全て撤去してみましょう。
繰り返しですがトイレに置きがち(でも必ず置く必要のない)モノ↓
- 柄付きのトイレブラシ
- トイレウエットシート(プラケース)
- 掃除道具や予備のトイレットペーパーを置くカゴ&ラック
- トイレタンクの上に置いている芳香剤
するとトイレ内はとてもスッキリして、壁、床、トイレタンクの掃除がとてもラクになり、あとは便器の掃除だけしっかりすれば良い状態になります。



じゃあ今まで使っていた掃除道具はどこへ置けば良いの?
という事ですが、実際はトイレ掃除専用の道具はほぼ要りません(1つで充分)。
元も子もないかもしれませんが、後述する方法でこまめにトイレを綺麗にしておけば、お掃除アイテムをトイレ”専用”に複数揃えなくて大丈夫です。
ましてやトイレ室内に置いておく必要もありません。
予備のトイレットペーパーは置く
もちろん、予備のトイレットペーパーはトイレ室内に常備しておきましょう。
置き場所は、トイレ内にもともと棚が設置されていれば棚へ収納で問題ないです。
予備をかけるフック(ペーパーホルダー2個セット)が設置されているトイレなら、それだけでまず心配は無いですよね。
こういったタイプ↓


棚や予備トイレットペーパーホルダーがない場合、好みの問題はありますが
トイレットロール予備がビニール袋に入ったままの状態
で、床に置けば良いです。開封後、残りロール分もそれでOK。
(開け口をロールの上にかぶせる状態にしておけば予備のペーパーも汚れない)
ですので8ロールや12ロール入りのトイレットペーパーは、開封時に手でちぎったりせず、取っ手穴より少し下を真横に、ハサミで真っ直ぐ切っておくのがオススメです。


(手で引っ張って”ちぎる” or “破る”と見た目も良くない)


袋から予備がなくなったら袋を捨てるだけなので簡単です。
トイレ床が塩ビなどフロアクッション素材であれば床に直置きで抵抗ない場合がほとんどだと思います。
↓見た目拘りなければこれでOK


予備が無くなれば捨てるだけでカンタン
床がタイルだったりして直置きに抵抗ある場合は、網目のない平らなBOXのみ設置して上に置いたり、小さめの収納ケースに2〜4ロールほど常備しましょう。
ホームセンターなどで売っているこういうの↓で充分


(店頭在庫・取り扱い有無は店舗によります)


扉(というかフタ)を開けたところ
ちなみに上記のケースは軽くてそのままだと扉開閉時に”カタカタ”してしまいます。
なので裏側の穴に…




これで壁が真っ平なタイルであれば固定できて扉をスムーズに開封できます。
(凹凸のあるデザインタイルや壁シートにこのBOXは向いていません。)
念のため、フタ開閉時に吸盤でしっかり固定されるか?
敢えて床から浮かせた状態で壁に吸盤をくっつけチェックしてみました(動画)
※注意※ 通常は床に置いたうえで吸盤も壁にくっつけて使用するほうが良いです。
万が一落下したら危険です。
トイレットペーパー収納ラックはトイレ室内の広さや好みで全く変わってきますので、ご自身の合うものを探してみてください。
(網目状・柵状のラックなどは除き)省スペースのモノが筆者個人的にはオススメです。
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掃除道具を一切置かずにトイレを綺麗に保つ3つのコツ


では、トイレ(レストルーム)にお掃除道具や掃除グッズを置かずに清潔さを保つにはどうするか?
以下3つの方法を取ると良いです。
- お掃除用具は極力最小限に
- トイレが終わる度に便座と中蓋が汚れたら拭く
- 汚れたらすぐトイレットペーパーで拭き取る癖をつける
1:お掃除道具は極力最小限に
上述しましたが掃除道具はトイレ室内に一切置かないようにして、最低限のものだけ揃えます。
正直、トイレ”専用”の掃除道具は
トイレブラシ(もしくはスポンジ1つ)
あればほぼ事足ります。
あとはトイレ専用の道具を使わなくても、他の掃除道具や洗剤で代用します(やり方は後述)。
2:トイレが終わる度に便座と中蓋が汚れたら拭く
トイレ室内は(当たり前ですが)トイレットペーパーを備え付けています。
トイレットペーパー自体が掃除道具になりますので、便座や中蓋が汚れたらすぐに拭き取る癖をつけると良いです。
男性用トイレ(小便器)設置のご自宅の場合
男性用小便器トイレ(別室)もあるお家は当然、室内にトイレットペーパーを置かない(棚などが無ければそもそも置けない)ので、
柄付きの小便器掃除用トイレブラシ(ケースつき)のみ置いておく
という状態がオススメ。
その際、以下3つのポイントを抑えれば汚れが蓄積しにくくなり、掃除するときもラクです。
- 普段は水を流すときこまめにトイレブラシで擦っておく
- ピカピカに綺麗にしたいときはトイレ洗剤などは使う
└小便器外側や床・壁の拭き掃除は中性洗剤(ウタマロなどで良い)を布 or トイレットペーパーなどに含ませて拭き掃除する、アルコールウェットティッシュでも良い - トイレ洗剤(スプレーボトルなど)は男性トイレ内には置かない
└ 使うときだけ持ってきて、使ったら棚などに戻す
普段は用を足して一度水を流した後、もう一度水を流しながらブラシで軽く磨いておけば頑固汚れが目立つこともそうそうありません。
(これくらいはご家庭の男性が、汚れや臭いに気づいたとき軽くやっておくと良いです、喜ばれます。)
※注意※:お酢・クエン酸・洗剤いずれも、他の洗剤とは絶対混ぜず単体で使用してください。
3:壁や床の汚れも使用直後ならトイレットペーパーで拭き取る
便座や中蓋以外の場所も、汚れたらすぐにトイレットペーパーで拭き取る癖をつけておきましょう。
壁や床はもちろん、トイレに手洗いの蛇口がついている場合、蛇口やトイレボウルなど、汚れに気づいた時点で拭き取っておけば良いですね。
拭いた後は、そのままトイレットペーパーを流せば良いだけです。
注意点として
この2点だけ気に留めておきましょう!
床に埃や髪の毛が溜まれば掃除機を使えば良いです。
普段からトイレットペーパーで汚れを拭き取る癖をつけていればそれで事足ります。
臭いや雑菌が気になる場合に、
中性洗剤、クエン酸水、アルコールウェットティッシュ、トイレクイックル、クイックルトイレ用ワイパー、キッチンペーパーに水 or 中性洗剤を含ませて拭く… etc,
など自分の好きなやり方で拭き掃除をすると良いでしょう。


上写真のものだと、セスキウエットシートはアルカリ性でほぼ無臭
クイックルは”ほのか”に香る香料と界面活性剤も添付されてます。
凹凸のあるデザインタイルは使用済み歯ブラシなどで磨く
↓のような凹凸があるタイル or 壁シートの場合
使用済み歯ブラシを水で濡らして磨けば汚れを簡単に落とせます。


↓汚れに対し上下左右斜め
満遍なく全方位からブラシで擦っていきます。




動画↓
磨き終わったら最後にトイレットペーパーで軽く拭いておけばOK。


時間が経つほど汚れは沈着 → 落とすのが困難になる
汚れが付着してからすぐに取る場合と、後でまとめて掃除する場合とでは労力が全然違います。
日数が経つほど汚れ落としに労力がかかりますし、汚れの色も壁や床に沈着しやすくなります。
だから用を足したとき、
手を伸ばせばすぐカットできるトイレットペーパーで拭き取るクセ
をつけておきましょう。
本当にシンプルですが、清潔さを保つのに極めて有効です。
トイレ”専用”お掃除道具は1つあれば充分


(筆者の場合ですが)「トイレ掃除用としてスポンジ1個」使っているだけで、トイレ掃除専用としての個別道具は、自宅に常備すらしていません。
以下の方法で、トイレ室内自体が汚くなることもほとんどないです。
お家のトイレならトイレブラシ or スポンジ1個で充分
普段、便器を磨く時に使っているスポンジは誰もが見たことある…
これ↓です


便器内をこの激落ちくんスポンジで擦るだけ。
(多くのスーパーの生活用品コーナーやドラッグストアに売ってますよね)
使い捨ての掃除手袋を装着し便器に突っ込んでゴシゴシ磨きます。
※このスポンジだけで汚れが取れなくなればトイレ用洗剤も使うかもしれませんが、今のところ全く不要



えー、洗剤も使わずスポンジだけなんて不潔じゃないの?
と思うかもしれませんが、水道水は消毒のための塩素が含まれています。
塩素は微生物の細胞膜を壊して死滅させる殺菌効果があります(プールの消毒と一緒)。
便器の水を飲むワケでは無いので、消臭や洗剤のほのかな匂いが欲しければ洗剤も一緒にスポンジに含ませて使う、という程度で良いでしょう。
もし、ウォシュレット付きトイレなどのノズルを掃除する場合、ウタマロなどの中性洗剤をトイレットペーパーに含ませて掃除するか、トイレクイックルなどのトイレ拭きペーパーを使えば良いです。
トイレ拭き専用ペーパーでなくても、アルコールウエットティッシュ、セスキウエットシート等で代用してもOK。
ちなみに、便器掃除後の激落くんスポンジは、しっかり濯いで天日干しすれば臭いも残りません。
(出来るだけ晴天の日に掃除 → スポンジは太陽光を当てて完全に乾かす)
どうしても、臭い・汚れが気になるならスポンジに洗剤を含ませよく泡だてて、よく濯ぐ → 干す
重曹水に5分〜10分程度浸けてからよく濯ぎ、絞って干してもOK
完全に乾いた後は(筆者自身は)洗面台のこんなスペース↓に置いています。




これ以外にトイレ掃除専用の道具は、まず要らないです。
手が小さい方は、このスポンジだと大き過ぎて使いづらい場合がありますし、やっぱり便器に手を突っ込んで掃除するのに抵抗がある場合には、柄付きのトイレブラシを使いましょう。
その際も収納スペースが小さく、掃除した後、雫がボタボタ落ちてしまうことも無い流せるトイレブラシ(スクラビングバブル)などがオススメですね。
本体(ハンドル)+ブラシ付け替え用(16個)


付け替え用(36個)


スクラビングバブルのようなものなら、便器を磨き終わってから本体ハンドルを水洗い。
→ 水滴を拭き取れば不衛生にもなりません。
もちろん、不衛生でないといっても、玄関やリビング、寝室などには置かないように。
可能であればトイレの近くや洗面所の近く、バスルームに近いどこかの隙間に置くかフックで吊るしましょう。



これだけ省スペースなら、やっぱりトイレ室内に置いた方が良いよ
と思われる場合、スクラビングバブルのようなもの1つくらいであれば(今まで言ったことと矛盾しますが)トイレ室内に常駐させておいても良いでしょう。
※便器より高い位置にフック設置すればスティック本体も汚れにくいです。
(あくまで自分の手が届く高さで)
まとめ|掃除道具にこだわらず汚さない工夫のほうが大切
トイレは神様に近い場所
なんて言われます。


ごちゃごちゃと多くのモノを置かずスッキリさせておいた方が良いですし
常にササッと”こまめに”綺麗にしておく方が楽チンなのは明らかです。
ガッツリ本気で掃除するときも時短になります。
芳香剤なども(好みになりますが)あくまで清潔にしている前提で、香りで安心感・居心地の良さなどを目的として使った方が効果的ですね。
汚れの臭いと芳香剤の臭いが混ざると、やはり誤魔化すのも限界があります。
最初は、トイレ内に掃除道具がまったくない状況に不安を感じるかもしれません。
ですが、清潔さを保つ3つのコツがクセになれば、否が応でもトイレ空間をスッキリさせたくなってきます。
もちろん「自分の好きなものを置いていた方が安心する。」
という場合は無理して殺風景にする必要はありません。
ワンルームで(知人を招いたときなど)トイレ中の音が気にならないよう擬音機を置いている人もいます。


掃除が億劫になる本当の原因 & 汚さないための考え方としてご参考頂き、快適なトイレ空間にしてみて下さい。
それでは!