お家の汚れ。
生活をしている以上、いたるところで様々な汚れが発生するのは避けられません。
掃除機で吸ったり水拭きでなんとかなる程度であれば、特に悩むこともないでしょう。
しかし!
キッチン、トイレ、バスルームなど、こびりついて蓄積した頑固汚れとなると、一筋縄ではいきません。。
- 油汚れ(皮脂汚れなども含む)
- 水垢・石鹸カス・水道水の塩素固着など
- カビ・ピンクカビ・黒カビ
これらに代表的されるお家のガンコ汚れ。

こすってもこすっても、磨いても磨いても取れない!
そんな経験、誰しもあると思います。
ただ、付着している汚れを分解するのに適した洗剤を選び、正しい方法でお掃除すれば、今よりもっとラクに、もっとキレイな状態にすることも出来ます。
では、どんなポイントを押さえて洗剤などを選べば良いのか?
大原則となる基本的な(でも最重要な)コツをお伝えします。
お家のガンコ汚れ|汚れの性質に応じて洗剤の取捨選択を
油汚れ、水アカ、カビなど、お家の汚れは発生する場所・状況によって、全く異なる成分・性質を持ちます。
まずは、汚れの特徴・性質を大まかに掴んでおくことが超重要なポイント。



お家で発生する大体の汚れは、大まかに↓のような性質に分けられるよ。
【図1】日常的なお家の汚れ:性質の違い


大体で良いので把握しておくと、使う洗剤を選ぶ判断基準になる。



“汚れ”って酸とアルカリに分かれるのかー



落としたい汚れが酸性か?アルカリ性か?
大まかにでも把握しておくことがポイントなのだ!
で、日常的に使う洗剤も、酸性の性質を持った洗剤と、アルカリ性の洗剤に分かれます。
(もちろん中性洗剤も食器洗い等の洗剤として、多くのご家庭で使われています)
※カビに関しては図1に記載していませんが、後述します。



洗剤の性質も同じように分類すると↓のようになります!
【図2】洗剤(&汚れ落としに使える食材成分):性質の違い


特に完璧に覚える必要は無いです。
で、上図1・2で記載した汚れや洗剤の性質をさらに詳しく図で示すと…
↓このようになります。
【図3】汚れや洗剤の性質


※硫酸や水酸化ナトリウム、純水雨水海水などは分かりやすくなると思い敢えて記載しました、文字ながm(__)m。
上図のような表記をpHスケール(ペーハースケール)と言います。



うわぁ、なんかややこしいやつ?



全部アタマに入れる必要はないよ。
「こんな感じなのかー」と大雑把に把握すれば充分!
0〜14まで → 水溶液の性質を数値化したものです。
※水素イオン指数とも呼ばれる。
・左に行くほど(数値が低く赤い色ほど)酸が強い性質
・右に行くほど(数値が高く青が濃いほど)アルカリが強い性質
※タテ軸で書かれていたり、酸性とアルカリ性の表記が左右逆に書かれている場合もあります。
さらに、酸とアルカリのpHを数値で細かく記すと…
↓
| pH(ペーハー) | 液性 |
|---|---|
| 3.0未満 | 酸性 |
| 3.0以上〜6.0未満 | 弱酸性 |
| 6.0以上〜8.0以下 | 中性 |
| 8.0を超えて11.0以下 | 弱アルカリ性 |
| 11.0を超えるもの | アルカリ性 |
「大体このようなものだ」と認識だけしておけば充分です。



pH = “ペーハー”なんだね!”ピーエイチ”と呼ぶのはダメなの?



どっちでもいいよ!
pH(ペーハー)は酸性かアルカリ性かを示す、
リトマス試験紙の判断基準のようなものだよ。



理科の実験でやった紙の色が変わるやつだ!
で、このpHの性質によって、使う洗剤も変わってくるというワケです。
基本的には…
- 油汚れなどの酸性汚れには、アルカリ性の洗剤(成分)を使う
- 石鹸カス・水アカなどの汚れには、酸性の洗剤(成分)を使う
これさえ分かっておけば、恐いものは無いでしょう。
理由は単純で、汚れに対して真逆の性質を持った洗剤(成分)を使うことで、汚れの分解作用が期待できるからです。
逆に同じ性質同士を掛け合わせても汚れの分解作用はあまり期待出来ないんですね。



確かに!
ステンレスについた白い固まりに、重曹とかカビ取り剤使ったりしたけど…



あまり効果なかったでしょ?



そ、そういうことだったのか!
では、汚れに対して使うべき洗剤(成分)を大まかにお伝えしていきます。
【油汚れ = 酸性】 → アルカリ性( or 弱アルカリ性)洗剤を使う
油汚れは、成分で言うと酸性の汚れに属します。
人肌(ひとはだ)も表面は弱酸性であることは、もうご存知だと思います。
で、その油汚れを分解するためにはアルカリの性質を持つ洗剤や粉末・液体を使えば良いです。
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
- 食器用洗剤で”弱アルカリ性”と表記されているもの
※食器洗いならもちろん、普通の中性液体洗剤でも弱酸性洗剤でも良いです。
(弱アルカリ性洗剤でもOKですし、重曹も食器洗いに使えます)
ブクブク泡だてて掃除するのにちょっと抵抗を感じてしまう、魚焼きグリルや電子レンジ内の汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダが大活躍します。


フローリング(床)などに付着した皮脂や、料理油が飛び散ってベトついていたりする場合は、弱アルカリ性洗剤を水で濡らした布に少し含ませ拭き掃除をすると良いです。
蓄積してカンタンに取れなくなった油汚れは研磨剤を含んだクレンザーなどを使ったりします。
【水垢・塩素の固まり = アルカリ性】→ 酸性( or 弱酸性 )洗剤を使う
水道水の塩素が固まってカリカリになったものなどがアルカリ性の汚れに分類されます。
水アカは、人の皮脂・皮膚のアカが混じったものというより、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといった成分が固まって出来る現象を言います → アルカリ性の汚れになります。
先ほどとは逆で、今度は酸性の性質を持つ洗剤や粉末・液体を使ってアルカリを分解させ綺麗にすることが出来ます。
- クエン酸
- お酢
- 食器用洗剤で”弱酸性”と表記されているもの
ちなみに、水アカはアルカリ性なのに、湯アカが酸性なのはなぜか?…
ということですが、お湯に溶け出して浴槽などにこびりついたザラザラ汚れは皮脂(脂分)の固まりだからです。
水アカ落としと、湯アカ落としは真逆だという意外な事実も見えてくるワケです。
【カビ = 有機物をエサとした細菌】→ 専用のカビ取り剤( or その他)を使う
カビは、あらゆる成分をエサにして繁殖する細菌として分類されます。
(主に油脂や炭水化物、タンパク質など動植物の有機物をエサとして繁殖)
油を含んだ酸性物質(食べこぼしや皮脂)もカビのエサになりますし、石鹸カスや水アカなどアルカリ性の物質もカビのエサになります。
(エサや状況により、黒カビが出たり緑のカビが発生したり、異なるカビが生える)
つまり、酸性だろうがアルカリ性だろうが、何らかの汚れが蓄積していれば(目に見えない汚れでも)、どこにでもカビが発生する可能性があるということです



気温や湿度が高ければ、より繁殖力アップするよね?



そう!それもカビの大きな特徴だね
まずお風呂場などのカビ落としであれば、カビハイターやカビキラーなど、市販のカビ取り剤を使うのが手っ取り早いです。
市販のカビ取り剤の多くは、次亜塩素酸塩と水酸化ナトリウムが配合されています。
次亜塩素酸塩はとても不安定な性質なので、強いアルカリ性の水酸化ナトリウムを混ぜて安定させています。
結果、矛盾しているようですが、pHの性質で言うと強いアルカリ性に分類されますが、洗剤としては塩素系洗剤( or 塩素系漂白剤)ということになります。
塩素と聞いて、大方想像がつくと思いますが、この手の洗剤は肌に触れたり、吸い込んだりしてはいけません。



もちろん口に入れたりしては絶対にいけません!
市販のカビ取り剤を使って、お風呂場のガンコなカビを(安全に)落とす方法については、等ブログのでも別記事で詳細にお伝えしています。
「バスルームのカビをごっそり取りってやるぞ!」
という場合は、ぜひ参考になさってください。
\バスルーム・カビ取りお掃除の記事いろいろ/






まとめ
では、ここまでお伝えしてきたことを箇条書きにまとめます。
- お家の汚れは、油や皮脂汚れに代表される酸性の汚れと、水アカや石鹸カスなどのアルカリ性の汚れに分かれる。
- 洗剤は、クエン酸などの酸性(or 弱酸性)洗剤と、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性(or 弱アルカリ性)洗剤に分かれる。
- 酸性の汚れを落とすならアルカリ性(or 弱アルカリ)洗剤を、アルカリ性の汚れを落とすなら酸性(or 弱酸性)洗剤を使う



基本が分かれば、意外とすんなりアタマに入ると思うよ!



最初はややこしかったけど、分かればpHスケールの図も簡単に理解できるわ!
ここまで読んでくれたあなたは、もうそれだけで
「お掃除(汚れ落とし)が得意!」
と自信を持って言えるくらいの知識はついていますよ。
\ベットリ油汚れをゴッソリ落とす方法/


\カリカリザラザラの水アカ・石鹸カスをスッキリ落とす方法/





ここまで見てくれてありがとう!



それでは!

