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【使いかけの野菜(根菜)】新聞紙で包んで保存が良い理由

使い切れなかった食材の保管方法として、新聞紙が大活躍するって知ってましたか?
(当サイトメインテーマの掃除・整理整頓の話と、ちょっと逸れますが)

家に古新聞が溜まれば、古紙としてゴミ収集に出すご家庭も多いと思います。

ただ、新聞紙は色々な場面で使えてとても便利なので、すぐ捨てずに自宅にストックしておくと良いです。

1ヵ月分くらいの量を常にストックしておけば充分ですし、そんなにスペースも取りません。

で、調理に使う食材に関してですが、一度カットして刻んだ食材の残りなど、ほとんどの場合、タッパーに入れたり、ラップで包んだり、ジップロックなどで保管するがメインではないでしょうか?

もちろんそれで全く問題ないのですが、根菜・根物(ねもの)に関しては、新聞紙に包んで保存する方が、より良い状態で長く保存したりすることが出来るんですね。

人参生姜(ショウガ)、ニンニク(の欠片)、蓮根など、新聞紙に包んで冷蔵庫に入れておく保存方法は、かなりおすすめです。

※秋冬などは、冷蔵庫に入れずとも新聞紙にくるんで常温で保管も出来ます。

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なぜ新聞紙に包んで保存すると良いのか?

なぜかと言えば、ラップやビニール袋に入れての保存に比べ、より土の中に近い環境になるからです。

玉ねぎ、ニンニクなどは、家の軒先・日陰に吊るして干したりするやり方を想像する方もいるかもしれませんが、ここではスーパー等で買って使った食材の余りを冷蔵庫で保存する…という前提の話になります。

新聞紙は匂い湿気をある程度吸ってくれます。

食材から水分が出ても“べちゃべちゃ”となりにくく、さらに冷蔵庫でカチコチに冷えすぎるのを防いでくれます(でも腐りやすくなるワケでもない)。

やはり、ビニール袋やラップなどで完全に密閉した形で保存しておくよりも、より自然に近い状況で、しかも適度に冷蔵庫で冷んやりしている状態は、根菜にとって、とても良いのです。

新聞紙で保存すると良い食材

ただ、水分を多く含むフルーツはもちろん、カットしたあとは、やはりラップなどで包んだ方が良い食材もあります。

新聞紙で保存すると良い食材と、そうでない食材を思いつく限り簡単に挙げてみます。

新聞紙での保存に適した食材の例(冷蔵庫 or 常温)
  • 人参
  • 生姜(ショウガ)
  • 大蒜(ニンニク)
  • 蓮根
  • ごぼう , etc…

これだけ挙げてみると、なんとなくわかると思いますが、やはり食べる部分が土の中で育つモノ、かつ、カットした後に、あまり水分が垂れてこない食材がメインになっているのが分かりますよね。

(ニンニクは根菜類に入るのか微妙なところですが)新聞紙で包んで冷蔵庫に入れておくとかなり長持ちする食材の1つです。

スーパーで買ったときのニンニクの鮮度によりますが、1ヶ月くらい冷蔵庫で保存しても全く大丈夫な場合もありますね。

ブロッコリーなんかも、カットした後、新聞紙に包んで冷蔵庫保存はアリと言えばアリですが、ラップに包んで保存しても鮮度はあまり変わる気がしません。

やはり根菜類を新聞紙に包むのがベストです。

新聞紙で保存するのが好ましくない食材

では、新聞紙に包まない方が良い食材を挙げてみます。

ここではフルーツはもちろん、葉っぱ系の食材(チンゲン菜やブロッコリー、小松菜など)は除き、「根菜類の中で」ということで挙げてみます。

どれがリストに挙がりそうか?もうお判りかもしれませんね。

新聞紙での保存に適さない食材の例(冷蔵庫で)
  • イモ類全般
  • 大根
  • かぶ
  • 玉ねぎ

根菜類でパッとすぐ思いつくのは、上記4つくらいです。
イモ類に関しては、カットした切り口からデンプンを含んだ水分が多く出やすいです。

さらに長芋や里芋などは、ヌメリ(ムチンやガラクタンと呼ばれる成分)が出るため、切り口を入れた使いかけの状態で新聞紙にくるんでしまうと、ヌルヌルして”べちゃっ”としてしまい、新聞紙から液垂れしてしまうようになります。

これだと余計に食材が腐りやすくなってしまうので、普通にサランラップなどに包むのが妥当ですね。

大根、かぶ関してもやはり、切り口から水分が多く出るという点で、新聞紙で包むのは不向きです。

皮に包まれていれば、水分はほとんど出てきませんが、切り口からは、たくさん水気を発する食材です。

カットする前であれば、新聞紙に包んでいても問題ないです。…が、切り口もなく皮もしっかりついている状態の食材は、そもそも腐りにくいですからそのまま保存で良いですね(玉ねぎも同様)。

※蓮根も切り口から結構水分が出ますが、筆者はギリOKとしてます。

切った後の大根やかぶは、新聞紙に包んだとしても、すぐに新聞紙全体が濡れた状態になりやすく、結果、新聞紙のインクやら匂いが食材についてしまうこともあり得ます。
(まぁ洗えば良いのですが、普通にラップで保存する方が良いですね。)

※もちろん漬物にしている場合など、すでに味付けしてしまっている食材も、新聞紙で包んでもなんの意味もありません(誰もやらないと思いますが)。

玉ねぎに関しては、大根とかぶに比べ水分はあまり出ませんが、匂いが冷蔵庫に充満しやすいという理由が挙げられます。

半分に切った玉ねぎなどは、普通にラップに包んで密閉して冷蔵庫に入れておくのが一番良いでしょう。

まだ皮も剥いてない玉ねぎは、そのまま日陰などに常温保存で良いですね。

まだ皮も剥いていない玉ねぎを新聞紙で包むか?ビニール袋に入れておくか?野菜入れのバケツのような容器に入れておくか?

これは好みの問題かと思います。

「じゃあ匂いが強いニンニクは?」

となりそうですが、ニンニクは薄皮に包まれた状態なので新聞紙に包んでも、匂いはほとんど漏れてきません。

ニンニク1個は5、6粒の房(ふさ)が固まって出来ています。

で、薄皮を破らないように、手でニンニクの房を1つずつ外していくことが殆どだと思います。

最初、皮のみに切れ目をつけたいときだけ、包丁を入れることはあると思いますが、ニンニクも新聞紙で包んでの保存で問題ないです。

使いかけのニンニクや生姜は、新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れると長持ちする

注意点は、複数の食材をまとめて1つの新聞紙に包まない(種類の違う食材同士をごちゃ混ぜにして包まない)ということですね。

人参なら人参だけ、ショウガならショウガだけをまとめて新聞紙に包みましょう。
(上写真はニンニクと生姜を一緒に写してますが、匂いや風味が混ざりますから、それぞれ別々にしましょう)

ここでは、人参を新聞紙に包んでみます。

↓適当な大きさにちぎった新聞紙の上に食材を置いて

まだカットしていない人参ですが、しばらく使う予定がなさそうなので新聞紙で保存することに。

↓くるくると包んでいく

で、新聞紙でしっかり包んだら、あとは冷蔵庫に入れておくだけですよ。

新聞紙で保存する方法を一度やりだすと、ラップやジップバックの節約にもなりますし、古紙として捨てていた新聞紙をムダなく自宅で消費できる点でも、筆者はとても良いと思っています。

冒頭でも書きましたが、窓拭きなんかにも抜群の威力を発揮してくれますし。

ご家庭の古新聞、特に酷く汚れたりしていなければ、捨てる前に食材を包む用途に使ってみてください。

腐りにくく、鮮度も落ちにくく、新聞紙の有り難みをググッと感じることと思います。

それでは!

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この記事を書いた人

家の中の掃除、カビ取り、整理収納、断捨離などが得意
・ハウスクリーニングアドバイザー
・過去に掃除メインの便利屋さんのもとで約10年間働く
常に居心地の良い室内、生活空間を保つのが好き

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