●概要●
- ステンレスキッチンシンクのコーナー等に発生しやすい、細かいサビを除去する工程
- サビを分解するのに適した“サビ取り職人”を効果的に使う方法
- 作業のコツと注意点
- 110円(税込)で出来る!サビ取りでも解決できない金属腐食部を目立たなくする方法
我が家は数年前に地震5強くらいの地震に見舞われ、その影響でキッチンシンクのコーナー側面などにキズがつきました。
で、そのキズに沿ってサビが出たりするようになってしまいました。
↓こんな感じで

ちょっとしたサビは、サビ取り剤で早めに取っておくのが吉
発生したばかりの見えるか見えないか?ぐらいのもっと小さなサビなら、メラミンスポンジで擦るだけで綺麗に落とせることもあります。
しかし今回は、面積は小さいですが数年前からずっと放置してしまっていた、ハッキリと認識できるサビなので少し強力なやり方をします。
といっても、市販のサビ取り剤を使うだけなんですよね。
サビ取り剤+ある方法を使って…
↓こうなりました

上画像のような、ステンレスのサビは、早めに対策を打てば良い状態を長く保つことも出来ます。
逆に、放置しておくと当然、金属の腐食がどんどん進んでしまいます。
↓で、実際使用した市販のサビ取り剤がこちら

ちょっと近所のスーパーやドラッグストアには売っていないとは思います。
もし「よっしゃ使ってみよう!」と思われればネットで買えます(高くないです)。

では早速、準備するものからお話していきますね。
用意するもの
サビ取り職人以外に用意しておいた方が良いものは以下です。
- マスク(お好きなものでOK、鼻と口が覆えるものを)
- 簡易ゴーグル or 保護メガネ
- 家事用手袋
- キッチンペーパー
- サランラップ
サビ取り職人はかなり強い匂いがします。
スプレー噴射で薬剤を吹きかけるタイプなので、噴射霧を吸い込んだり、目に入るのを防いで作業しましょう。

スプレー噴射後、キッチンペーパーとサランラップも使って作業するので、ゴム手袋 or 使い捨てポリエチレン手袋もして作業する方が良いです。

サビ取り作業の手順
それでは作業手順を具体的にお伝えしていきます。
極力、この記事でお伝えする順番通り、そのままやって頂くのが効果が高く、効率も良いです。
ステップ1:サビ取り職人をスプレーして吹きかける
繰り返しになりますが、サビ取り職人はスプレーを吹きかけて使用します。
まずはサビ部分にスプレーしましょう(上画像と違う部位の作業写真になりますが)。
※このとき、換気もしておいた方が良いです(匂いが独特です)。

噴射霧がかかってしまう可能性があります。
ステップ2:キッチンペーパーで覆う
少し細かくちぎったキッチンペーパーで素早く覆い、その上からさらにもう一度、対象部分へスプレーします。


ステップ3:サランラップで覆う
キッチンペーパーだけだと、薬液が蒸発していくのでサランラップで密閉をします。

↓記事冒頭でお見せした、シンク端の面もこの通り

ステップ4:30分〜1時間ほど待つ → ラップ&キッチンペーパーを外し、仕上げに拭き取って磨く
で、今回は1時間ほど置いてからラップとキッチンペーパーを外し、仕上げをしました。
匂いが強烈なので、繰り返し使う雑巾は使わず(匂いや色が残りそうなので)、まずキッチンペーパーで拭き取ります。
その後は、水を含ませたキッチンペーパーでしっかりと、匂いがなくなるくらいまで拭き取り、最後にブラシで軽く磨いておきます。

ビフォーアフター
念の為もう一度、シンク端の画像(ビフォーアフター)です。

シンクコーナー部分(ビフォーアフター)です。

「おい!コーナーは取れてないじゃないか!」
…と言われそうですが、この部分は完全にステンレスのキズが腐食しきってしまった部分です。
「もっと早くサビ取りしておけば、もっとキレイになっただろうな」
と少し後悔中ですね。
まぁ茶色いサビは全て取れたので良しとします(自画自賛ですが)。
(場合により)金属用サンドペーパーで念入り仕上げ
で、この黒い金属の腐食部分は、金属用の耐水サンドペーパー(ヤスリ)で削ってもう少し目立たなくしました。
サビ取りと少し話がそれますが、一応、作業結果をご覧ください。
↓100均(ダイソー)の工具コーナーに売っているこういうのを使う

ハンドサンダー用ですが、そのままでも使えます。
袋から1枚取り出し、適当な大きさに手でちぎれます。
で、ステンレスの腐食部分をこすっていきます。

結構、腐食した部分が取れるんですよ↓

↓先ほどのサビ取り後のビフォーアフターから…

↓さらにアフター(ヤスリ仕上げ後)

まぁ上出来?ではないでしょうか。
このように金属自体が腐食している場合、サビ取りと合わせてヤスリ仕上げもやっておくと、さらにサビ・キズを目立たなくすることが出来ますよ。
注意点として、ヤスリをかけるときは弱い力加減から試して、該当部分だけをピンポイントで削っていくことです(周りを傷つけないように)。
ムキになって力を入れすぎると、ピッカピカのステンレス部分まで傷つけてしまいやすくなるので、そこだけご注意下さい(筆者自身の失敗談。。)
もちろん腐食している部分は、また時間が経つとサビが出てくるでしょうが、水滴がついたらこまめにクロスで拭く or わずかにサビが出たらまずメラミンスポンジで擦る…
等の手入れを心がけていれば、キレイな状態を長く保てます。
もし油断してしまって、また目立つサビが出ればサビ取り職人で同じ工程を繰り返すだけです。
まとめ
今回お伝えした作業をまとめます。
- ステップ1:(換気扇を回してから)サビ取り職人をスプレーする
- ステップ2:素早くキッチンペーパーで覆い、覆った場所にもう一度スプレー
- ステップ3:素早くサランラップで覆う
- ステップ4:30分〜1時間ほど待ってから、ラップ&キッチンペーパーを外し、仕上げに拭き取ってブラシなどで磨く
- 補足:金属の腐食が酷い場合は金属サンドペーパーでヤスリ仕上げをする
サビ取りスプレー噴射前のポイントは、とにかく匂いを鼻や口で吸い込まないようにマスクをしっかりすること。
スプレー噴射後は、素早くキッチンペーパーやラップで覆うことですね。
細かいサビであれば、今回のやり方でほとんど落とすことが出来るはずです。

それでは!