超極細繊維で出来ているマイクロファイバークロス。
私はコレを使うようになってからもう手放せなくなりました。
↓こんなのです。

8マイクロメートル以下の素材で出来ているからマイクロファイバーという名前が付いています。
※1マイクロメートル = 0.001ミリメートル
確かに“超”極細です、言い過ぎでもなんでもありません。
マイクロファイバークロスが便利だと思う理由
マイクロファイバークロスの何が便利かって、もう拭き掃除から洗った後の食器拭きまでなんでも出来てしまうところ。
それに安いってところも助かります。
(メーカーや大きさにもよりますが、5枚セットで税込でも500円しないモノもある)
主に、以下のような用途で使えます。
- テーブル等の家具ふき
- 家電や小物の拭き掃除
- 床、フローリングなどの拭き掃除
- 食器の布巾として使う
- 窓ガラスや鏡の拭き掃除に
雑巾と布巾、それにペータータオル等の用途を全て兼ね備えていると言えますね。
あと、お掃除とあまり関係ないのでここでは挙げませんが、マイクロファイバーの毛布とかタオルなどもありますね。
私は主に「食器用ふきん」としてマイクロファイバーのお気に入りのを買って使っています。
↓こちら

実際に使ってみて感じているメリットを挙げてみます。
●メリット1:よく水を吸ってくれる(吸水性が高い)
買ったばかりの使い始めは、正直あまり吸水性の高さは感じませんが、1度洗濯・手入れした後だと、物凄くよく水を吸ってくれることを実感します。
使い始めの吸水性が悪いのは何故かと言えば、タオルでもなんでもそうですが、1、2度洗ってから乾燥させた後の方が、水を弾くことなく吸い込んでくれるようになりますよね。
マイクロファイバークロスもその点は同じですし、普通の布巾でもそれは同じです。
ただ、通常の食器用布巾よりも、マイクロファイバーの方が、繊維が細かく生地に厚みがあるので、より食器についた水気(みずけ)をたくさん吸ってくれます。
本来、マイクロファイバークロスは熱には弱く煮沸洗浄はしないので食器用布巾として使うには向いていない…と言われています。
…が、私個人的には、上画像のマイクロファイバーふきんを使うようになってからは、もう普通の布巾には戻れなくなってしまいました。
※洗濯、手入れの仕方は後述
基本的に商品パッケージの注意事項に従って洗浄・乾燥させれば大丈夫です。
↓パッケージ裏

●メリット2:汚れを吸着してくれる
布巾としてではなく、床やテーブルなどを拭く用途として使う場合、マイクロファイバークロスを濡らして、軽く絞ってから拭くと、汚れをよくキャッチしてくれ、掃除がラクです。
もちろん乾拭きにも使えます。

また、窓拭きなんかでも、抜群の汚れ吸着力を発揮してくれます。
食器用布巾として散々繰り返し使った後、「もうそろそろ捨てようかな」という段階で、最後の大仕事として窓拭きに使います。
※もちろん、食器を拭いたものをそのまま使うのではなく、ちゃんと洗ってから窓拭きに使います。
簡単にガラスがピッカピカになって気持ちが良いのです。
※窓ガラスを拭くときは軽く拭く(力を強く入れない)方が良いです、念のため(滅多に無いですが、ガラスに小さいキズがつくこともある)。
…で、窓を拭いて真っ黒になったら、ようやくお役目終了!
ということで、新しいモノに差し替えます。
言い方は悪いですが、結構ズタボロになるまで私は使い切ります。
※ちなみに使い古したマイクロファイバークロスがいつでもあるワケでは無いと思うので、その場合は、筆者は新聞紙で窓を拭いています。
新聞紙を使っての窓拭きは、おそらく多くの方が知るところだと思いますが、一応カンタンなやり方を記事にしています。

●メリット3:長持ちする
かなり丈夫で破れにくく、使って洗ってを繰り返しても繊維がコケて減っていきにくいです。
5、6枚セットを1つ買えば、食器拭きだけであれば最低でも1年は使えるでしょう。
●メリット4:乾きやすい
これは実際にクロスを触ると素材感ですぐわかるのですが、水気を吸っても布巾かけなどに吊るしておけば乾きやすいですね。
綿ではなく、ナイロンやポリエステルなどの超極細繊維で出来ているためです。
触ると“ふわふわっ”とした感触で心地よいのも特徴ですね。
もちろん洗濯した後も、風通しの良い場所に干しておけばすぐ乾きます。

マイクロファイバークロスのデメリットは?
デメリットは正直なところ、ほとんど無いと思いますが用途によるでしょう。
食器拭きやテーブル拭き、窓を拭いたりする分には、個人的には全くデメリットを感じません。
ただ、マイクロファイバーのバスタオル・毛布などもあるので「直接肌に触れる用途」で使う場合、肌触りや静電気など「マイクロファイバーはちょっと…」という方はいるかもしれませんね。
それと超極細繊維であるからか、指先が乾燥していたり、手にあかぎれ・ヒビ割れがなどがあったりすると、繊維が擦れたときに少しチクッとするかもしれませんね。
敢えてデメリットを挙げるとすればそのぐらいです。
マイクロファイバークロス (ふきん)の掃除・手入れ方法
では、マイクロファイバーの”ふきん”について、洗い方とお手入れ方法を見ていきます。
注意:煮沸はしない
マイクロファイバーの繊維自体が熱に弱いので煮沸消毒はしないようにしましょう。
普通の布巾なら煮沸が当たり前なので、ついやってしまいそうですが、マイクロファイバーの布巾では厳禁です。
●ステップ1:台所用洗剤を用意する
台所用の食器洗い洗剤などを用意します。
マイクロファイバークロス の注意書きには「台所用中性洗剤で」と書いてあるので中性洗剤が好ましいかもしれませんが…
↓筆者自身はコレ使ってます。

※追記:上写真は以前のJOY、2022年現在は正味量:170mL
↓弱アルカリ性


正味量は170mLになっています。

●ステップ2:ボウル皿 or キッチン桶などにつけ、洗剤を1、2滴注ぐ
当たり前の工程ではありますが、ふきんを水の入った容器に漬けて、洗剤を入れます。

↓洗剤を入れます。

●ステップ3:容器の中で布巾を手揉みする
布巾を入れた容器の中で“わしゃわしゃ”と手揉みし、泡だてながら洗います。
↓こんな感じになりますね

筆者は手が荒れやすいので、布巾を”わしゃわしゃ”と手揉みする場合、使い捨て手袋をして洗っています。
※食器を洗う時は、汚れ落ちの感触を確かめるため素手でですが。
●ステップ4:15分〜30分ほど漬けおき(放置)する
しっかりと揉み洗いが出来たところで、すぐには濯がず、しばらく放置します。
↓時間が経つと、泡が落ち着いてきます。

●ステップ5:容器から取り出し濯ぐ・干して乾かす
あとは、マイクロファイバーふきんを容器から出して、しっかりと水 or お湯で濯ぎます。
このとき、泡が限りなく出なくなるまで、しっかりすすいだ方が良いですね。
充分すすいだら、水滴が垂れなくなる程度に絞ります。
後は、風通しの良いところに干しておけば良いですね。
注意2:強く絞りすぎないこと(繊維が毛羽立ってしまう)
最後にもう1つ注意なのですが、マイクロファイバークロスは超極細繊維なので、あまりにも強く絞り過ぎると、布表面が毛羽立ちやすくなります。
干せばすぐ乾くので、水気を少し取るくらいで軽く絞る程度がオススメですね。
また、5〜6枚まとめて洗った場合は、洗濯ネットに入れて「すすぎ・脱水」をしてしまうのもアリです(脱水後、最後に干すのは同じです)。
↓こうやって

↓あとは洗濯機で「すすぎ・脱水」だけしてしまう

「布巾だけでわざわざ洗濯機を回すのもちょっとなぁ」
という場合、他の衣服と一緒に洗うかは、個々のお好みやご家庭事情で決めて下さい(^^;
「洗い → 脱水まで全てを洗濯機でやってしまってる!」
という方も、結構いるかもしれませんね(それもアリだと思います)。
※繰り返しますが、脱水後は、干してさらに乾かしましょう
(あともう1つ、上述しましたが、マイクロファイバークロスは高温・高熱に弱いので乾燥機にかけるのもやめておいた方が良いでしょう。)
まぁ1枚ずつであれば、今回のステップで手揉み洗い→軽く絞って干す…
が、一番ラクで早いですね。
マイクロファイバークロスの特徴まとめ
とにかく様々な用途に使えて、値段も安く、丈夫で長持ち、吸水性が高い、汚れの吸着性も良い、乾きやすい…
という点が特徴で、メリットがいっぱいです。
まだ使ったことが無いって方は一度試してみると良いですよ。